ラバーテクノロジー

MAX AT4は、公式ルールの範囲内で最大のテンションをラバーにかけたテクノロジーです。ルールでは、ラバーに対する不正な操作であるブースター(スピード補助剤)の使用は禁止されていますが、一部では超硬質なスポンジにテンションをかけるため、いまだに秘密裏に使用されているという現状があります。しかし、テンゾーテクノロジーは、約10年前スピードグルーに取って代わったのと同様、今度はブースターに対抗すべく、劇的に進化しました。「MAX AT4」は卓球というスポーツをクリーンに保ちます。合法的に、最大限のテンションを!

「ELASTO FUTURA」とは、オメガVIIシリーズ、ヴェガツアー、ヴェガXに搭載されているXIOMラバー最新鋭のトータルテクノロジーです。「CYCLOID」「DYNAMICFRICTION」「CARBOSPONGE」という3つの特別なチューニングを1枚のラバーに集約することで、繊細なボールタッチ、他に類を見ないほどのグリップ力、画期的な弾力性を実現し、卓球というスポーツを新しい未来へと導く究極のラバー形態を示しています。「ELASTO FUTURA」ラバーは、その快適性、威力、球質の高さで選手をとりこにします。

「DYNAMICFRICTION」は、雪の上でも十分な摩擦力を発揮するスノータイヤから生まれたラバーの表面加工技術です。表面が滑りやすいプラスチックボールでは、従来のラバーだと充分な回転をかけることができません。ですが、「DYNAMICFRICTION」搭載のラバーはプラスチックボールをしっかりとつかみ、より多くの回転エネルギーを作り出します。また、鋭いネットプレーで自分が有利になれるようにも設計されています。さらに、ラバーの表面でボールをしっかりつかむことによってスピードもアップさせることができます。

「CYCLOID」は狙ったターゲットを確実に仕留められるように開発された革新的なテクノロジーです。「CYCLOID」搭載のラバーは、プレーヤーの勝率を高めてくれます。ボールの孤線がナチュラルに高くなることで、ブロックでのネットミスを回避。また、攻撃面では相手コートヘボールが最大限深く入るように設計されています。ボールの回転量と飛距離の比率を精緻に計算した設計により、高いスピード性能を付与することにも成功しています。新しいカ学構造でドライブに力強いエネルギーを伝えるのが「CYCLOID」の特長です。

「CARBOSPONGE」は、カーボン粒子を配合したスポンジです。スポンジはラバーのエンジンと言えます。スポンジによって発生したエネルギーはトップシートを介して伝達され、全体のスピード、スピン、コントロールを決定します。スポンジとトップシートの特性を調和させることが、ラバーの性能を決める鍵です。勝利を勝ち取るために「CARBOSPONGE」は、ボールをしっかりつかむ力とカタパルト効果でトップシートと相互作用します。「CARBOSPONGE」搭載のラバーは技術的に完成度の高いエンジンを搭載しています。

「HYPER ELASTO」は、2008年にスピードグルーの使用が全面禁止された後、そのテンション効果をラバーに内蔵するべく開発されたテクノロジーです。スピードグルーや補助剤を使わないのに、それらを使用したような打球感、打球音、飛距離、回転力を実現しました。加速性能を上げた「IMB」、弧線の高さを追及した「BIG WINDOW」、中国製の粘着ラバーを模した「CST」など様々なバリエーションで発展し、今日の「ELASTO FUTURA」の基礎を築いていきました。言わば、XIOMラバーの核を形成したイノベーションです。

「TENSOR」はXIOM社が開発した、ラバー内部にスピードグルーを塗ったものと同様のテンション効果を持たせるテクノロジーです。ゴム分子の構造をピンと張りつめた状態にし、それを半永久的にキープさせています。「TENSOR」ラバーでボールを打つと、プレーヤーは余計な労力を使うことなく、楽にスピードが乗ってスピンの効いたボールを繰り出すことが可能です。XIOMはこの技術をベースに独自の考察とアレンジを加え、「HYPER ELASTO」テクノロジーを完成。すべてのXIOMラバーの土台となっています。

「BIOS」は「TENSOR」と同じくXIOM社が開発したクリーンなラバー製造のテクノロジーです。旧タイプのラバーの中には、その製造過程で環境に悪影響を与える物質や発がん性物質などが発生したり、配合されたりしているものがありました。「BIOS」ラバーは、そのような有害物質を徹底的に排除。製造に携わるスタッフからそのラバーで練習や試合を行うプレーヤーに至るまで、誰一人環境面や健康面を案じることなく、安心して手に取ることができます。ハイパフォーマンス&クリーンなラバーの象徴です。