36.5 ALX


36.5 ALX」は5枚の木材に「アクシリウムカーボン」を表面材の次(アウター)に 搭載したラケットだ。

XIOMでは、片面ごとに種類の違うカーボンを搭載した「アイスクリームシリーズ」、 世界トッププレーヤーであるウーゴ・カルデラノ選手モデル「ウーゴ ハイパーアクシリウム」を 発売しているが、これらのラケットと比べると「36.5 ALX」の印象は薄いかもしれない。 しかし、一度使用すればきっと記憶に残る魅力的なラケットになることだろう。 なぜなら、「36.5 ALX」は韓国国内のXIOM製ラケットのランキングでトップ3に入るほどの人気だからだ(2020年8月時点)。 また、世界ランキングを持つトッププレーヤーから一般プレイヤーまで幅広い層にテストを行ったところ、様々な良い意見を得ることができた。以下はその一部である。

  • アウターカーボンラケットなのに打球感が良く、コントロールも良い。さらに、打ったボールがとても速い。

    【世界ランク50位前後の選手】

  • 打球感が良く、安定感もある。このラケットは多くの人に受け入れられるだろう。XIOM史上最も良いラケットだ。

    【韓国の卓球YouTuber】

  • アウターカーボンラケットにもかかわらず、安定感があり打球感が良い。弧線も良く出て、インパクト時にラケットやボールに力が伝わっているのを感じることができた。

    【元プロ卓球選手】

  • フォアハンドもバックハンドもとても打球感が良い。2020年XIOMの最高傑作ラケットの一つだろう。

    【一般プレイヤー】

  • 初めてこのラケットを打った時にとても驚いた。特に「ヴェガ X」との相性がとても良かった。。

    【中級者】

これらのことからも、その性能の高さは折り紙付きだ。

多くのアウターカーボンラケットは打球感が硬く、ボールをつかむような感覚があまりない。 しかし、この「36.5 ALX」はアウターカーボンにもかかわらず、木材ラケットのような感覚の良さを実現させている。 一見矛盾しているようにも思えるその性能の秘密は木材の加工方法にある。通常、ラケットに使われる木材は高温で乾燥されることが多い。 しかし、このラケットに使われている木材は業界初となる低温乾燥方式(COLD PRESS)を採用し、 名前の由来でもある36.5度の低温でじっくりと乾燥させている。そのため、木材の持つ特性を余すことなく引き出している。従来のアウターカーボンラケットでは打球感が硬すぎて使いこなせなかった人にもお勧めだ。

また、アクシリウムカーボンを表面材の次(アウター)に搭載したことにより、爆発的な攻撃力も兼ね備えている。 ガチン!と手に伝わる独特の打球感から放たれる強烈なドライブやスマッシュは相手をきっと驚かせることだろう。 そして、アウターラケット特有の弾きの良さから、裏ソフトラバーだけでなく、表ソフトラバーとの相性も抜群だ。 さらにブレード厚を5.7mmと薄めに仕上げているため、回転をかけたいときにはしっかりとかけることができる。 相手を圧倒する攻撃的なプレーを好む選手にはぜひとも使ってほしい一本だ。

このラケットの良さはこれだけではない。アウターに搭載した特殊素材「アクシリウムカーボン」は、 縦横に編み込まれたアクシリウム&カーボンの繊維構造をミクロ単位でコントロールした最上級の素材を使用している。 低温乾燥させた木材と最上級の特殊素材の組み合わせは、使用者の気持ちも魅了してくれることだろう。 また、このラケットを開発するにあたりグリップにも力を入れている。まず、3Dスキャナで人間の手の構造を緻密に解析。 そして、モションセンサーを活用してプレーヤーの手のひらと手首に負担をかけない最適な形状に仕上げている。
日本では今まで「XIOM=デザイン」という印象が強過ぎて他の部分にあまりフォーカスされてこなかった。 しかし、実際はデザインだけでなく、あらゆる部分を徹底的に研究し、性能、そして使いやすさまにまでもこだわっている。 今までのイメージを一旦捨てて、フラットな気持ちでこのラケットをまずは使ってみて欲しい。きっとXIOMの”新たな魅力”を感じてもらえるはずだ。